未来に繋ぐMANUALgraphのリペア。

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こんにちは。MANUALgraphの佐野です。

 

最近お客様とお話をしているとモノに溢れた現代に対しモノを見つめ直す方が増えてきているように感じます。

僕も何かを買う時に意識してしまうのが「長く使えそうか」「妥協しないか」で選ぶわけですが、ペン一つにしてもインクがなくなったら終わりではなく、インクが別で売っているか調べた上で身の丈にあったものを買ったりします。

同じ機能を持っているモノだとしても妥協せずにしっかり時間をかけて選んで買うと大切できたりしますよね。

そうすることでモノにストーリーが生まれ、コミュニケーションとして未来に繋がっていくのだと思います。

MANUALgraphでも50年以上続く製造技術を活かし、オリジナル商品に限らず様々なソファをリペアという形で未来に繋げるお手伝いをしています。

 

 

今回は小田原の歴史ある医院を継がれたK様より、ご祖父様が長年診療時にご愛用されていたソファを新たに生まれ変わらせ、次の世代にも残せるようにしたいというご依頼頂きました。写真はご依頼頂いたソファに座るK様のご祖父様と寄り添うご祖母様。

 

 

修理・張替前の様子

ご祖父様が使用されていた時代の風合いをそのまま生かし、新たなソファとしてどのように現代に生まれ変わらせるかが課題でした。

 

修理・張替後の様子

年代が古いソファは、今のつくりとは違って藁を反発素材として使用していることがあります。ご依頼頂いた一人掛けソファは、土手と呼ばれる座ったときに力のかかる端の部分に藁を使用していたのですが、太もも裏部分にあたる感触はウレタンでの表現が困難のため、きれいに敷き詰め直して、その土手にはめ込むような形でウレタンと綿で修復しました。内部のスプリングも最近ではあまり使用されていないものでしたので、まだ使えるスプリングと新しいスプリングを組み合わせ、当時のふくらみと座り心地を表現することに成功しました。ファブリックはK様にお選び頂き、MANUALgraphのを代表するソファ「MANUAL STANDARD」でも使用しているオリーブグリーンの柔らかい生地を採用しました。落ち着いたトーンカラーが木肘の風合いとマッチし、新しくもあり、どこか懐かしさも感じる一台として生まれ変わりました。

 

 

修理・張替前の様子

 

修理・張替後の様子

ロッキングチェアは経年により全体的に厚みがなくなっていたのでウレタンで補修し長時間座っていても疲れないような構造にリペア。厚みが増すことにより座面位置が高くなるため、適度な沈み込みがあるようにウレタンの固さを調整しました。こちらのファブリックもK様にお選び頂きました。これまでのイメージを一新したグレーとブラウンベースのチェック柄を採用。高さがある背にチェック柄の存在が際立ち、優しい雰囲気の一台として仕上がりました。

 

 

 

納品時の様子。当時の雰囲気をそのまま残した趣のある受付で。

 

歴史を感じる佇まい。素敵です。

 

MANUALgraphではお客様に「FUN!」をお届けするとともに安心と安全もご提供しています。

ご依頼頂いたお客様が安心して次の世代に繋げられられるような安全なモノづくりをこれからも励んでいきたいと思います。

K様ありがとうござました。

 

2018/01/22

 

なんと!その後。

K様よりなんとも感激なお写真を頂きました。

新たに生まれ変わったソファとともにK様ご夫妻のお写真を頂きました。

撮影されているのはK様ご夫妻のお子様ということでなんとも感慨深いですね。

ご祖父さまからK様へ、K様からお子様へ。

ソファを通じて未来につながるお手伝いができることはこれ以上冥利に尽きることはありません。

永くご愛用頂ければ幸いです。

 

K様本当にありがとうございました。

 

2018/03/24

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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