特注ソファ納品事例_快適なライフスタイルをお届けするためのソファづくり
皆さんこんにちは。
MANUALgraphスタッフの佐野です。
特注ソファの納品事例がありましたので少しご紹介させて頂きます。
はじまりは日頃お世話になっている設計士の小泉さん(有限会社小泉設計室)からのご連絡。
「今手掛けている物件で造作ソファを作れないでしょうか?」
僕たちはメーカー直営のソファ専門店なのでこうした特注ソファのご相談は比較的多く、建築関係の方とも直接お仕事させて頂くことがあるのですが、今回は施主様が工場見学をされたいとのことでした。お話を聞くとT様はメディア関係の仕事をされており、日常的にものづくりの現場へ足を運ばれている方と伺いました。
僕たちのお店は普段より、職人によるものづくりの様子をお客様ご自身の目でご覧になって頂けるような工場と直結した作り、すなわちブランド名にもある「FACTORY&STORE」としてお店を展開しています。僕たちにとって工場見学をされたいというのはとても嬉しい言葉。もちろんOKですと即答させて頂きました。
後日T様ご来店。
早速今回の特注ソファ制作から話を進めていくことに。
小泉さんから予め構成イメージを支給してもらっていたので、それを基にサンプルを制作、まずは実際に座ってもらい感触を確かめてもらいました。
「少し柔らかすぎますかね・・」
どんな座り心地が理想的か、次は本店にあるソファでT様がイメージする座り心地に近しいものがあるが確かめてもらうことにしました。
「惜しいけどなにか違う・・」
話を変えて、ではソファを通じてどんな暮らしをされたいでしょうか?
「座って食事もしたいが、リラックスもしたい」
すなわち座面が程よく硬くて背面が柔らかいイメージとのことでした。
そこで僕たちのオリジナルソファで採用している背クッションと座クッションの組合せから離れ、色んな要素を掛け合わせてみることに。
「これだ!」
それはMANAUL STANDARDの座面クッションとFUN HOUSE SOFAの背クッションを掛け合わせたものでした。
MANUAL STANDARDの座クッション中身は僕たちのソファで唯一ポケットコイルを採用した仕様で、ウレタンだけのものに比べて少し反発を感じる程よい固さの座り心地。
FUN HOUSE SOFAの背クッション中身はフェザーとウレタンを細かく刻んだウレタンチップが混合されたものでフワッと包み込まれるような感覚。
まさにT様にとって理想的な組合せでした。
次にデザイン。
小泉さんからは背クッションをクタっとした大きな一個のルーズクッションにしたらどうかという提案。しかしT様はご自身の生活をイメージした時にパキッした印象を保ちたいとのことでしたので座面クッションは予定通り大きな一本のデザイン、背クッションは分割することに決定しました。
最後に張地。
張地はウールが入った紺系の生地をセレクト。ウールの少し可愛らしい印象がありつつも濃いネイビーがシャープな印象を持たせてくれるものに決まりました。
最後は予定通り工場を見学頂きソファ作りの現場をご覧になって頂きました。
納品時は施工途中ということもありT様の感想をお聞きすることはできませんでしたが、後日とても気に入ったとお喜びの言葉を頂きました。
僕たちの会社理念には「お客様が快適なライフスタイルを送ることができるようお手伝いいたします」という言葉があります。
今回は自分たちにしかできないものづくりを通じて、T様のこれから始まる生活のお手伝いができたかなと僭越ながら感じています。
T様、小泉様ありがとうございました!
2020/02/29