続・お店づくり日記 Vol.03
FACTORY&STORE MANUALgraphとしてららぽーと沼津に出店を決めてから早8ヶ月。
あっという間にオープンまで1ヶ月となりました。
子供の頃から、夏休みの宿題はちょっとだけ早めに手を付けるものの、残りの大半を8月後半まで持ち越していた僕は、お店づくりのペースも同様でした。
お店づくりの様子は「続・お店づくり日記 Vol.2」をご覧ください >>
それでも、早めに取り組んだのがスタッフの採用。
無論、今いるスタッフだけでは新店舗は成り立たないため、新たなスタッフを募集しました。
我が社の唯一かつ最大の自慢は、優秀(かどうかは置いておいて)で「いい人」しか集まらないということです。
これは社長として最大の自慢です。
ここ数年会社の成長と共に、僕と同世代か僕より若い社員が20名近く入社しました。
周りの中小企業が人手不足で悩む中、募集をかけると不思議とたくさんの応募があります。そして一人も辞めない。
大したリーダーシップも発揮しない社長なのに不思議ですが、思い付きですぐにふらふらする僕を頼りなく思って、みんなで支えてくれているんだと勝手に思っています。
そんな僕ですが、経営理念に掲げている
「働く仲間がこの会社で働くことで、誇りと幸福感を持って将来の夢を叶えることができ、そして地域・社会と共に発展する会社を目指します」
という文言の実現は本気で目指しています。
そして彼・彼女らを裏切らないように必死です。
さて、今回も募集始めてすぐに素敵な2人が入社してくれました。
今回は(も?)2人とも経験豊富でとっても優秀。もちろん「いい人」です。
即戦力として、新店舗オープンの準備をほとんどやってくれています。
そして何より、いよいよ本領を発揮し出したのがブランドマネージャーに昇格したS君の存在。
彼がいなければ今回の出店は到底実現できませんでした。
(普段は面と向かってあまり伝えられないので、ブログを通じて伝えるという社長の常套手段です。)
もちろん他のスタッフも全員、日々の業務が忙しい中、ふらふらして何も決めない僕を横目にオープン準備をどんどん進めてくれています。
スタッフみんなのお陰で夏休みの宿題は終わったつもりでいた僕でしたが、S君の一言で宿題が残っていたことに気付かされます。
「アルバイトの募集もしなきゃいけないんじゃないですか?あと、スタッフ用の駐車場の確保も…」
そんな訳で、慌てて参加したららぽーとの合同求人説明会。
そこで僕の隣で面接の対応をしたS君の、「未成熟な会社ではあるんですがみんなで創り上げてるんです!」という言葉は、今でも忘れられません…。
まだまだ前途多難な「続・お店づくり」。
本店をオープンした時は、準備が整ってからのオープンでしたが、今回はそうもいきません。
ショッピングモールに出店という初めての経験は、わからないことばかり。
オープンまでに越えなければならないハードルがまだ沢山ありそうです。
周囲には「一か八かの出店です」と言っていますが、正直始まってみないと何がどうなるかわかりません。
もしかしたら、多くの人が「どうせ失敗するだろう」と思っているかもしれません。
こんな田舎の小さな町工場がショッピングモールに出店するなんて、出店を決断した僕でさえ疑心暗鬼でした。
ですが、お客様とスタッフのお陰でここまで来ることができました。
僕の夢、会社の夢、スタッフの夢(であって欲しい)を実現するには今が踏ん張りどき。
どのみち挑戦しなくては未来はありません。
次回はもう少し社長らしいところを皆さまにもお伝えできたらと思います。
2019年8月
FACTORY&STORE MANUALgraph 代表
鈴木大悟