STORY OF THE “FUN!” - LOMOND TARTAN
1枚のチェック柄の生地との出会い。
LOMNDTARTAN SOFA
ある日ふらっと立ち寄った、いつもお取引させていただいている輸入生地問屋さん。
そこで目についた1枚のチェック柄の生地サンプル。
僕もチェック柄は大好きだけど、最近ちまたでもチェック柄のソファも増えてきたし、MANUALgraphでチェックのソファはちょっとなしかなー、なんて思っていたところに出会ったこのチェック柄。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0594/9322/0529/files/img_01_cc8c1ebe-98bb-4a35-a53b-74a0136a605f_1024x1024.jpg?v=1655691812)
なんだか「チェックってもともとこういうもんだぜっ」と言わんばかりの「本物感」を醸し出していて、産地を見ると英国。
その名も「LOMONDTARTAN」。
イメージはバグパイプを演奏するアイルランドの人がはいてるスカートのチェック。
もしくはDropkick Murphys(わかる人だけ…。)
そんなイメージ・・・。
これならMANUALgraphでも使える!と思い、さっそく生地サンプルをFACTORYに持って帰ってソファのイメージを膨らませることに。
そのソファを開発するにあたって、自らに課したテーマは
「シンプルで低価格。」
これまでのMANUALgraphのソファは、ダブルクッションという構造で、ゆったり座る為に奥行きを大きくとっているものがほとんど。
ここらで小ぶりで比較的低価格なソファを作りたかった。
テーマが決まったら、デザインはこの「本物!」のチェック柄に引っ張られるように、すんなり決まった。
100%ウールのこのチェック柄の他に、それにマッチするPVCレザーと、タモの無垢材、それからこのソファ用に鉄鋼屋さんに特注で作ってもらったスチールの脚を組み合わせて完成。
普段の開発では考えられないくらいすんなりできてしまったこのソファ。
もちろん中身の構造は試行錯誤をした箇所もあったけど、デザイン的にも奇をてらうことなくシンプルに。
この「LOMONDTARTAN」という生地に導かれるかのようにできたソファは、結果的にMANUALgraph一番のヒット商品となった。
全国のたくさんの皆さまに英国の気品をおすそ分けした、なんていうとちょっと大げさかもしれませんが…。
そんなLOMONDTARTANについて僕がまとめたサイトがこちらになります。
よろしければ是非ご覧ください。
MANUALgraph代表 鈴木大悟