ソファの製造工程大公開!~MANUAL STANDARD編 Vol.1~
STANDARDの名のもとに、シンプルさの中に全ての技術を盛り込んだMANUALgraphを代表する
ソファ「MANUAL STANDARD(マニュアルスタンダード)」。
今回は、このソファがどのように作られているのかをご紹介します。
MANUAL STANDARDの特徴を一言で表すと、
シンプルさの中に様々な技術を盛り込んだ、ハイスペックソファ。
背中のクッションはフェザーを大量に使ったフェザークッション、座面にはその一つ一つのバネが長年に渡り体を支えることの出来るポケットコイルクッションを採用。
張地には上質な風合いのイギリス産の生地を使用し、シンプルながらも様々なシーンに適応するデザインと風格を実現したハイ・スタンダードな1台です。
こんなにも私たちが自信を持っておすすめするのには、理由があります。
工程1:木枠の製造
まずは、ソファの基本となりそして丈夫さにも関係してくる「木枠の製造」についてお話しします。
MANUALgraphのソファには、無垢材(ヒバ材)をふんだんに使った木製の枠を骨組みに採用しています。
ヒバ材はヒノキ科の樹木で、ヒノキ同様の硬度・強度を持ち建築資材として多く使用されています。
無垢材の良さは、何といってもその丈夫さ。
木枠に無垢材を使うことも、丈夫で長持ちするソファを作るポイントです。
ソファ作りは、必要な寸法の木材を切り出すところからスタートします。
しっかりと強度のある木枠を組み立てていきます。
ソファの土台となる部分が丈夫であれば、生地や中身のメンテナンスをしながら長く使うことが可能になります。
また、MANUALgraphのすべてのソファに共通しているのが、長年に渡る業務用家具の製造で培った「丈夫で長持ちする」素材選びを徹底しているということ。
経験豊かな職人が、間違いのない素材を使って1台1台丁寧に製作することで、一生使える上質なソファが完成するのです。
工程2:やさしく体を支えるSバネ
ソファの底面で体重を支えるのがSバネです。
Sバネとは、S字状に曲げたバネを並列につなげたもので、スチール製なので耐久性もあります。
また、ソファ全体が沈むような特徴的な座り心地を生むのにも必要な素材です。
MANUALgraphでは長年の業務用家具製造経験から、通常よりもバネの間隔が狭いSバネを特注し採用しています。
このSバネを使うことによって、へたりにくく、耐久性があるソファになります。
よって、丈夫で長持ちするソファになるというわけです。
今回は、ソファの土台となる木枠にSバネと、普段なかなか皆さんが目にすることが出来ない内部構造についてのお話となりました。
ソファは表面の張地やデザインだけでなく、内部の木枠や構造によって座り心地や耐久性が変わってきます。
何より、作り手のソファに対する想いやこだわりがぎっしりと詰まっています。
お客様からは見えない仕事ですが、木枠の製造、下ごしらえ、裁断、縫製、張り仕上げと、それぞれの職人がそれぞれの工程に誇りをもっています。
そんな部分を少しでも知っていただけたら嬉しいです。
次回は下ごしらえ、さらに張地の裁断と縫製についてお話しさせて頂きます。